再臨主とは誰のことか  

 

 再臨主が誕生する環境として、第一次大戦の終了直後であること、その国が韓国であり「3.1独立運動」という国家的信仰の基盤が確立した1919年に受胎したこと、メシヤに関する預言が存在すること、などの諸条件を総合するとその人物が具体的に明らかになってきます。
 預言に関して少し補足しておきます。韓国で古来から信じられてきた伝説として「平安北道定州郡にミロク(メシヤ)が降臨するという伝説」がありました。また、ルターの宗教改革期の預言者であるノストラダムスは「メシヤの名前は月(MOON)に関係している」と述べています。更にノストラダムスと同時期の韓国の預言者・南師古(ナムサゴ)は、明確に再臨主が「文(MOON)氏」であることを証言しています。

 さて、以上の諸条件を全て満たす人物で、1920年の早い時期に韓国の平安北道定州郡に誕生した方というのは、1920年陰暦1月6日に韓国平安北道定州郡に誕生された文鮮明師(Rev.Sun Myun Moon )のことであります。この方が再臨主であり、「神の子」であり、「真の父母」であり、「王」となられる方なのです。しかし、再臨主が神の王国をつくろうとする時にサタンが黙っているわけがありません。文鮮明師がメシヤとしての活動を開始した当時、韓国のキリスト教界が受け入れなかったため、イエスの時と同様に「偽メシヤ」のレッテルを貼られてしまい、裁判(著しい冤罪)でも訴えられました。また、イエス当時の民衆が集団心理によって洗脳された状態に陥って「イエスを十字架に付けて殺せ」と騒ぎまくったように、多くの人々が文鮮明師に対する悪いイメージを持たされていることも事実です。しかし、そういう激しい宗教迫害や多くの誤解にもかかわらず文鮮明師が創立した統一教会(世界平和統一家庭連合)は、現在信者数1億人を超える勢いで拡大し続けているのです。

 文鮮明師が真実のメシヤであるかどうかは、もちろん今後の歴史が判断するでしょう。しかし、歴史の判断に自分の身を委ねるという人生のスタイルよりも積極的に自分自身の主体的判断によって自分の人生を決める、という姿勢のほうが賢明ではないかと江本武忠は考えます。ですから、文鮮明師がメシヤであるか否かということについてはデタラメなマスコミ情報や左翼の煽動家の見解に惑わされることなく、御自身の心情と理性によって賢明に御判断なさって下さい。
 また逆に言えば、文鮮明師がメシヤであるという事実に確信を持てず御自身の主体的な判断もされないままに統一教会に入会するということもお勧めできません。実は、そういう種類の人々が統一教会に対して起こしている裁判が「青春を返せ裁判」と呼ばれるものなのです。彼らは「統一教会に入ってずいぶん頑張ったんだけど、やっぱり青春が無駄になったから私の青春を金額に換算して返してちょうだい」と主張しているのです。しかし、よく考えてみて下さい。未成年者でもないのに「青春を返せ」と主張することは、自分の人生に自分自身で責任を持っていなかった(無責任だった)ことを自分の口で表明するようなもので、非常に恥ずかしいことです。

 あるいは、皆さんの中には統一教会や統一原理には関心があるけれども「変な噂」が気になって近づきにくいという方々もおられるかもしれません。それは無理もないことです。しかし、それらの噂の根拠はほとんど韓国の国内で製造されたもので、全部裁判で統一教会の勝訴による決着がついているものばかりです。「血分け」「セックスリレー」「洗脳」「監禁」など、全く根拠のないものであるばかりか、統一教会の信者のほうが悪質な牧師や弁護士によって拉致監禁されており、中には監禁されたあげく猥褻行為や強姦をされた信者すら存在するのです。警察も親族がらみの事件は「民事不介入の原則」などと言って介入してきません。そういう事情につけ込んで金儲けをする悪質な「強制改宗屋」は現在も活躍しています。皆さんは山崎浩子さんが拉致監禁され、元全共闘の左翼活動家の牧師から「説得」という名目の洗脳を受けた事件についてどのように思われましたか? まあ、いずれは全て歴史が判断することは間違いありません。