暑い日が続きます。 サーバの変更に伴い、いろいろ不具合も生じてしまいました。かなり修復しましたが、まだ完全ではない部分もありますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。
小学館が長期的に発行している学習雑誌(かな?)「小学6年生」の中でアダルトサイトに飛ぶようなホームページの紹介があったということで、書店の店頭から回収作業がなされているとのこと。小学館は「週刊ポスト」がヘアヌード路線に走った頃からおかしくなったと思いますが、それはさておき、今回の出来事はネット文化が低年齢化すると共に起こるべくして起きた問題という気もします。一部の主婦たちの指摘でわかったということなので、指摘がないまま放任されているケースもあるのでしょう。
この種の学習雑誌は、小学生が自分でお金を出して書店に買いに行くというよりは、親が保護者名義で定期購読を申し込んでいることも多いと思いますので、いくら書店の店頭から回収しても情報が出回るのを食い止めるということは不可能に近いと言えます。好奇心が旺盛で、しかも友人同士の交流が親密な小学生においてはかえって逆効果になる可能性すらあります。
そもそもインターネットは老若男女が入り乱れた情報網であるばかりか、そこには国境すらもなく、アドレスさえ分かればどんな危険なサイトでも誰でも見る可能性があります。 また、パソコンという道具を使用することもあって、インターネットはTYゲーム世代の低年齢の間に一挙に普及しました。中学生がハッカーとなってサイバー攻撃をする時代です。問題は、いまや教育者や親などが追いつかないほどに小中学生のほうがインターネットに詳しくなったということであり、そういう知識の逆転現象ともいうべき問題をいかに考えるかという問題を抜きにして単なる教育論を展開することは、双方の世代にとって不幸なことです。
今後ますますインターネットは低年齢化するでしょう。しかも、その影響が深い精神面において大きいというインターネットの特質は非常に重要なことです。もはや、「見るな」「近寄るな」というような表面的な対策では間に合わない状況になっていることを感じさせられます。 インターネットが内面に与える影響が強ければ強いほど、より強く人間の内面を刷新して真実に至らせてくれるもの、そういうものを見つけることこそが現実の急務であることを、今の社会現象が示していると言えるのではないでしょうか。 |