週刊読売、神山威・統一教会会長のインタビュー記事掲載
  
(週刊読売1992.7.19 P.20〜23)

統一教会会長インタビュー
「なぜ性の儀式なのか」

 統一教会の神山会長は、120分にわたる週刊読売のインタビューに応じ、一般にはあまり知られていない統一教会の合同結婚式の意義や儀式にまつわる解説をした。

インタビューの中で、「統一教会をよく知っているというジャーナリスト」らの見解をしりぞけ、結婚式の相手を決めるに当たって写真をまき散らすなどという彼らの言い分が間違いであることを指摘、文師のマッチング(配偶者選定)がどれほどに深刻に行なわれているかということを明らかにした。

統一教会が結婚を重視する理由として、真の愛の人格を完成させる目的があること、人類始祖が未完成のまま不倫なる男女関係を結んだためにできた偽りの愛から救われ、真の愛と生命と血統を永遠に残すためにメシヤが真の父母として地上にいるということを語った。

また、「蕩減棒」儀式はもともと韓国のしきたりとして存在するものであり、その後の「三日儀式」も厳粛な儀式であって何ら不思議なものではないと述べている。なお、合同結婚式が「金儲け」ではないかという見解に対し、費用は一人50万円から60万円で、その中に飛行機代、宿泊費、結婚式のリングやドレス代金も含まれており、しかも結婚式の前後には一週間ほどの会議や催し物があるので、「ハッキリ言って60万円じゃ足りません。決して金儲けでやっているわけじゃない」と答えた。
文師については、「私は、アメリカで統一教会の財産を管理していましたが、文先生個人の土地、家、車など一つもありません。全部、宗教法人のものなのです」と語った。