超宗教超国家平和協議会(IIPC)創設大会
  米国ニューヨーク 2003.10. 1〜3

ニューヨークで「超宗教超国家平和協議会(IIPC)」創設のための国際会議が開催され、世界160か国から政治家、宗教指導者、学者、言論人ら約300人が参加した。
開幕バンケットで
ベンジャミン・ギルマン元米下院議員が平和のための宗教のあり方を訴えた。
曹洞宗西山廣宣住職、インドネシアのワヒド前大統領らもIIPC創設の意義を語った。

2日には
郭錠煥IIFWP会長が基調講演をした他、ジア・リズビ元国連事務次長補が国連の役割とNGO組織との連携の重要性を指摘、アイザック・ランバ・マラウイ国連大使等が国連と宗教者の役割について意見を述べた。分科会ではイスラエル・パレスチナ問題、日本人拉致問題を含む北朝鮮問題等について討議された。

3日、IIPC提唱者である文鮮明師が「新たな国境線撤廃と世界平和」と題する基調講演を行ない、国境線撤廃と人類平和の根本的解答について語った。
総会にはハミルトン・グリーン元ガイアナ首相エドワード・シュレーヤー元カナダ総督ダニー・デービス米下院議員等が参加し、会議参加者らは国連本部前で宗教和解による平和行進を行なった。行進は国連前広場に集まった約1万2000名のユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥ教の各指導者による祈祷によってスタートした。その中で「各宗教の信者である前に我々は神の息子・娘だ」(イスラム教イマム・ブンダキ師)、「他宗教と対立する宗教はやめるべきだ」(スターリングス大司教)などの声が相次いだ。