アダムが誕生した年をゼロ年とする、いわゆる「アダム暦」によって、聖書に登場する人物の年齢などを図で示してみます。我々が使用しているのはキリスト暦(西暦)ですが、これはアダムが堕落したために「第2アダム」であるイエスの誕生を標準としたもので、もしもアダムが堕落していなければ、当然「アダム暦」が人類の標準暦になっていたと思われます。

また、図表からわかるように、アダムは8代の子孫の顔を見ることができるほどの長寿でしたし、ノアはアブラハムが生きている時代にも生きていたことが分かります(もちろん、
この時代は象徴的時代ですので人間の年齢も象徴的な数値ですが)。
また、「イスラエルの信仰の父」として仰がれているアブラハムの誕生年がアダム暦では1948年になっていますが、キリスト暦(西暦)で1948年は歴史的なイスラエル建国の年であり、とても偶然とは思えない神の摂理的関係が存在するように感じられます。

アダム暦による聖書人物の年齢について

  旧約聖書「創世記」の参照個所
ア ダ ム 130歳でセツを生み、930歳で死去。(創世記5:3-5)
セ ツ 105歳でエノスを生み、912歳で死去。(創世記5:6-8)
エ ノ ス 90歳でカイナンを生み、905歳で死去。(創世記5:9-11)
カイナン 70歳でマハラレルを生み、910歳で死去。(創世記5:12-14)
マハラレル 65歳でヤレドを生み、895歳で死去。(創世記5:15-17)
ヤ レ ド 162歳でエノクを生み、962歳で死去。(創世記5:18-20)
エ ノ ク 65歳でメトセラを生み、365歳で昇天(神が彼を取られたので、いなくなった)。(創世記5:21-24)
メトセラ 187歳でレメクを生み、969歳で死去。(創世記5:25-27)
レ メ ク 182歳でノアを生み、777歳で死去。(創世記5:28-30)
ノ ア 500歳でセムを生み(創世記5:32)、600歳の時に大洪水(創世記7:11)、950歳で死去。(創世記9:29)
セ ム 100歳になって洪水の2年後アルパクサデを生み、その後500年生きた(=合計602歳)。(創世記11:10-11)
 ※ セムを600歳とする説が多いが、ノア500歳の時に生まれたセムは洪水2年後102歳となり、合計602歳と考える。
アルパクサデ 35歳でシラを生み、その後403年生きた(=合計438歳)。(創世記11:12-13)
シ ラ 30歳でエベルを生み、その後403年生きた(=合計433歳)。(創世記11:14-15)
エ ベ ル 34歳でペレグを生み、その後430年生きた(=合計464歳)。(創世記11:16-17)
ペ レ グ 30歳でリウを生み、その後209年生きた(=合計239歳)。(創世記11:18-19)
リ ウ 32歳でセルグを生み、その後207年生きた(=合計239歳)。(創世記11:20-21)
セ ル グ 30歳でナホルを生み、その後200年生きた(=合計230歳)。(創世記11:22-23)
ナ ホ ル 29歳でテラを生み、その後119年生きた(=合計148歳)。(創世記11:24-25)
テ ラ 70才でアブラム(のちアブラハム)を生み(創世記11:26)、205歳で死去。(創世記11:32)
アブラハム 100歳でイサクを生み(創世記21:5)、175歳で死去。(創世記25:7)
イ サ ク 60歳でヤコブを生み(創世記25:26)、180歳で死去。(創世記35:28)
ヤ コ ブ 147歳で死去。(創世記47:28)