●韓国スポーツ紙goodday
 「盧・小泉首脳会談」
 〜日韓海底トンネルを掘ろう〜
<日本語訳>
        Goodday  (韓国のスポーツ紙) 2003年2月26日(水)

      韓・日間海底トンネルを掘ろう
    “近くて近い隣り 韓日海底トンネルを掘ろう”

 盧・小泉首脳会談

 韓国と日本が海でひとつになる夢の構想がこのたびは実現するか
 韓国と日本の首脳は25日、日韓友好および協力の象徴であり、日韓共同の大陸進出の通路となる海底トンネル建設の必要性に認識を同じくした。

 青瓦台の関係者によれば盧武鉉大統領はこの日、就任式の後、青瓦台で行なわれた日本の小泉純一郎総理との首脳会談で、“日韓間に海底トンネルを掘らねばならないとの意見があるが、北朝鮮問題のために実感できないようだ”とし、“それが解決すれば海底トンネル着工問題が経済人らの開から再度とりあげられるだろう”と語った。

 盧大統領がこのように海底トンネルに言及したのは、会談のなかで日本の小泉総理が交流拡大を通じて両国の友好関係強化の必要性を力説した際に、その具体的提案の中のひとつとして出したものだ。盧大統領は小泉総理が“ワールドカップ共同開催が日韓交流に寄与し両国間で一日平均1万人の観光客が行き来するなど交流経済効果が大きい”と語るや否や海底トンネル建設の必要性を提起した。

 慮大統領は“日本と韓国、ロシアを汽車で走れるようになれば経済的意味のみならず韓日がさらに近くなる契機になる”と海底トンネルの経済的効果とともに両国間の善隣友好強化という意味を付け加えた。盧大統領は続いで“韓国と日本は過去の歴史にとらわれていては駄目で未来に向かわなけれぼ”とし、“東北アジアの歴史を変えてゆく原動力になろう”と力説した。

 韓日海底トンネル建設の必要性は、1990年に当時の盧泰愚大統領が日本の海部俊樹総理に、2000年に金大中大統領が森喜朗前総理に提議した事案である。その後、しばらくなりを潜めていたが2002年ワールドカップ日韓共同開催を契機に政府と学界の一部で構想を具体化してみようとの動きがあった。これと関連して政府関連の部署で現在、韓日海底トンネル建設の妥当性検討作業を進行中であると伝えられている。

 政府の関係者は“これまでの研究結果から推定して海底トンネルは釜山から日本の対馬を経て九州を結ぶ案が最も妥当性があると思われる”、さらに“総延長200Kmに達するだろう”と語った。

 日本では1940年代、大東亜共栄圏構想の実現のため韓日海底トンネル建設構想が起こり、以後民間団体などでこれを研究してきた。このような日本の動きに対しまだ国内に反日感情が残っており、豆満江、鴨緑江、玄界灘など民族存立のための地形的遮蔽物が必要だという理由などで反対する意見も根強く、海底トンネル構想が実現するまでには相当な産みの苦しみが予想される。