再臨主  

 

再臨主は「第三アダム」として誕生します。いつ誕生するのか? 同時性の年表から見れば、ルターの宗教改革(1517年)から400年後でしょう。すると、1917年ということになる。確かに、1917年は重要な人類史の転機となりました。

たとえば、日本でも1917年と言えば内村鑑三さんが再臨運動を本格的に始めた年なのです。また、サタン側も1917年には猛攻撃を開始してきた。サタンは総力を上げて神を否定する共産主義(唯物論=唯、物質があるだけという間違った理論)で構築した国家を実現しようとして1917年に「ロシヤ革命」を起こしたのです。

 それでは、再臨主の誕生は1917年なのか? それが違うのです。なぜなら、1917年というのはまだ神側とサタン側の勢力関係に決着がついていない、つまり第一次世界大戦の真最中なのでメシヤは誕生できないのです。だからこそ、1917年にマリヤ様が空中に出現して世界大戦の終了をめぐって重大な発表をしたのです(これは、一般に「ファチマの預言」と呼ばれています)。

 ところで、再臨主はどこの国に誕生するのか? それを知るには、イエスキリスト誕生の状況と比較する必要があります。そして聖書の預言などを合わせて考えれば、その国は韓国(南北分断以前の朝鮮半島)であるという結論になるのです。

 そして第一次大戦が終了する1919年、韓国では神の為に命懸けで建国を叫んだ柳寛順という熱烈なクリスチャン女性が「3.1独立運動」を起こしました。実は、この国家的信仰の基盤が確立した時、韓国にメシヤが誕生する条件が整ったと考えられるのです。すなわち、その頃メシヤが受胎したと考えられるのです。したがって、再臨主の誕生は(妊娠期間を考慮して)翌年(1920年)の早い時期ということになるのです。それじゃあ、その年に誕生した再臨主とは誰のことか