● 【米国での活動・ダンベリー刑務所】
■1965年〜1970年代
米国ではキリスト教の覚醒を促す運動と共に米政権を支えた。1965年6月25日、アイゼンハワー大統領と会見。1972年、米国7大都市講演。1973年、米国21か都市講演。1974年2月1日、ホワイトハウスでニクソン大統領と会見。同年、米国32か都市講演。同年8月14〜19日、ワシントン州で開催された世界万国博覧会にリトルエンジェルスが韓国政府使節団として特別公演。同年9月18日、マディソン・スクウェアガーデンで約3万名の大会、統一原理のエッセンスを講演。同年10月8日、米国会議事堂で招請講演。1975年9月20日、統一神学校を開校(96年、MSA正式大学院認定)。同年12月18日、米議会上下院合同の招請講演。1976年6月1日、ヤンキースタジアムで5万名大会。更に同年9月18日、ワシントン・モニュメントで30万名大会。1976年12月31日、米紙「ニューズワールド」を発刊。1977年〜78年にかけて米民主党のフレーザー下院議員により統一教会への弾圧が行なわれ、委員会で証言をした(フレーザー委員会)。
■1980年代
1980年11月4日、ニューズワールド紙が「レーガン圧勝」の予言記事を掲載して話題になる。1982年5月17日、米紙「ワシントン・タイムズ」を創設。ワシントン・タイムズは「レーガン大統領が朝一番で読む新聞、寝室まで持ち込む唯一の新聞」などと評され、実際レーガンの政策に強い影響を与えた。
一方、統一教会に反対する勢力は統一教会が教会の資産を文師個人の名義で預金していることに目を付け、その預金分の税金を支払っていないのは違法(脱税)であるとして文師を提訴し、1982年7月16日ニューヨーク地裁は陪審員による裁判を強要して文師に有罪判決を下し、2審(83年9月13日)も有罪とした。ところが、教会の資産を代表者の個人名義で預金することは通常多くの教会で慣例的に行なわれていることから、全米の宗教団体や法律家たちが全面的に統一教会を擁護する見解を発表し、更に最高裁の上告審では文師の有罪判決棄却を求める「法廷助言書」が全米の団体・個人から提出された。しかし最高裁は再審理を拒否したため、「宗教の自由の大会」やデモ行進が全米各地で開催された。文師は「アメリカよ甦れ」と題する声明を出した翌日の1984年7月20日、コネティカット州ダンベリー刑務所に収監された。文師の収監によって、ますます文師を支持する運動は拡大し、収監中の文師に対してラプラタ・カトリック大学から名誉法学博士号が(84年11月15日)、ショー神学校から名誉神学博士号が贈られた(85年5月11日)。文師は約35万名の牧師に宛てて統一原理の講義ビデオと書籍「世界への神の警告」を送付した。1985年8月20日に文師が出所した際には米国の牧師ら2000名が文師の歓迎集会を開くなど、むしろ統一教会の教義・運動などに理解を示す者が急速に増える結果となった。1986年、米週刊誌「インサイト」および月刊誌「World&I」発刊。
■1990年代
1990年9月1日、米ユニバーサル・バレエ・アカデミー開校。校長にキーロフ総指揮者・ビノグラードフ氏が就任したことに対し、ブッシュ大統領が歓迎の意を表明。1991年1月21日、米PBSの番組「フロントライン」で「文師の復活」を放映。制作者は統一教会の悪いイメージを与えようとしたものだったが、ドキュメンタリーであったため、コメントは抜きに事実だけを客観的に評価する多くの視聴者らは逆に文師を見直して高い評価をするようになった。1994年10月14日、統一教会の教義を韓鶴子夫人が米議会で講演した日を記念して米政府が毎年7月第2日曜を国民の祝日「父母の日」として制定。
1995年1月29〜30日、世界平和女性連合の会議でブッシュ前大統領夫妻、マッカーサー2世・元駐日大使、モーリン・レーガン女史(レーガン元大統領の長女)、ジェリー・ファルウェル牧師、米初の女性飛行士サリー・ライド女史らが講演した。同年1月25日〜3月8日、世界平和女性連合が主催した日米姉妹結縁大会では女性TVキャスターとして著名なバーバラ・ウォルターズ女史(ABCテレビ)が講演して話題になった。1996年、ワシントンDCで「真の家庭の価値」セミナー開始、米国牧師4000名が参加。
■2000年〜
2000年2月2日に米下院議員会館で開かれた文師のバンケットにはヘイグ元米国務長官、米下院議長・上下院議員、州議会議員ら約300名が参加。同年5月15日、米UPI 通信社を買収し統一教会系企業の傘下に入れた。同年10月16日、ワシントン市で米国最大のイスラム指導者ルイス・ファラカン師が「ミリオン・ファミリー・マーチ(100万家庭大行進)を開催し、統一教会の祝福式を挙行した。
2001年5月8日、米黒人文化の中心地であるニューヨーク・ハーレムのカナン・バプテスト教会で2500名の黒人聖職者が結集して文師を招き、講演がなされた。同年12月2日、ワシントン市のアレン・チャペルAME教会において同教会のレオン・G・リプスコム牧師をはじめカトリックのスターリングス大司教、イスラム教、ヒンズー教の指導者ら約1000名が集まり、韓鶴子女史の講演を聴いた。
2002年5月21〜23日、日韓米指導者会議に韓国女性指導者連合・金胤徳総裁(元政治省大臣)、米国務省・フォード国務次官補ら300名の国家指導者が集まった。同5月21日、米紙ワシントン・タイムズ20周年記念祝賀晩餐会に3000名が集まり、ブッシュ大統領が祝賀メッセージを寄せた他、多数の上院下院議員、ホワイトハウスのゲーグリン補佐官らが同紙の数々の功績を紹介しつつ報道姿勢を称賛した後、文師が講演した。
2004年2月4日の「平和大使受賞バンケット」に米連邦議会議員、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教等の指導者ら約400名が集まって文師の業績を讃え、デービス、キャノン両下院議員らが文師に「平和の王冠」を贈呈、3男・顕進氏が代理で受領した。同年3月23日には米上院オフィスビルで開かれた「平和大使授賞バンケット」に80名の米連邦議会議員らが参加、文師への「真の父母の戴冠式」が挙行された。
2007年5月17日、米紙ワシントン・タイムズ(WT)創刊25周年祝賀晩餐会がワシントン市内で開かれ、約2000人が出席、同紙の創設者・文鮮明師が講演した。同晩餐会にはブッシュ大統領、潘基文国連事務総長などから祝賀メッセージが届き、サッチャー元英首相はビデオメッセージの中で「ワシントン・タイムズ紙は、ソ連・共産主義に一貫して反対する一方で、レーガン元米大統領と私を支持し、(最終的に)冷戦は終結した」と語り、ソ連崩壊に対する同紙の貢献を高く評価した。

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